製品版が楽しみ!「スプラトゥーン完成披露試射会」に参加しました
楽しくプレイできる一方、奥深さもありそう
5月28日(木)に発売されますWii U用ゲーム「スプラトゥーン(Splatoon)」。そのゲームを発売前に体験できます「スプラトゥーン完成披露試射会」に参加して、プレイしてみました。ポップな見た目や音楽の通り、こうした3Dシューティングに慣れていない私でも楽しくプレイできました。その一方で、慣れるとより戦略的に楽しめる奥深さもあるように感じました。これは発売が楽しみです。
5月9日・10日の2日間、計3回開催
「スプラトゥーン完成披露試射会」に参加といいましても外に出かけるのではなく、無料でダウンロードできる「試射会」用のソフトを使ってプレイする形でした。5月9日(土)・10日(日)の間でプレイ時間が1時間ずつの計3回設定され、世界中のプレイヤーと同時に遊ぶというスケジュールでした。
今回の「試射会」では「スプラトゥーン」の基本的なモードである、インターネット対戦による4対4の「ナワバリバトル」がプレイできました。
Wii U GamePadでの操作感は良好
Wii U GamePadでの操作感は良好でした。私はカメラの移動はRスティックで大きく動かしながら、ジャイロ機能で狙いを細かく補整する形でプレイしていましたが、特に問題は感じませんでした。ジャイロは手首を少しクイッと動かすだけで反応してくれます。細かい狙いはGamePadを両手で動かせる分、スティックだけよりもやりやすいように感じました。
あと、カメラはYボタンでリセットできます。カメラの感度、カメラ操作の上下・左右反転、ジャイロ機能のON/OFFは、オプション画面で設定可能です。
やっつけるのが苦手でも床を塗りまくって勝利に貢献できる
Wii U GamePadには、戦況画面がリアルタイムで表示され、味方の位置や塗られている場所がすぐに把握できます。相手の位置までは分かりませんが、大きく塗り替えられている場所があれば、そこがあやしいとわかります。相手をやっつけるのが苦手でも、相手のいないところを把握し、鬼の居ぬ間に床を塗りまくるという形でチームの勝利に貢献できるのも、スプラトゥーンのおもしろいところだと思います。
しかし、慣れないうちはWii U GamePadの画面までなかなか見ることができませんでした。プレイを重ねると、全体の状況を把握しながらの立ち回りも楽しめそうです。
「ナワバリバトル」の3分間は遊びやすい時間設定
今回プレイした「ナワバリバトル」は、3分間で床を塗り合うというモードでした。3分という時間が、あっさりめでいい感じでした。集中力も続きますし、大敗しても「まあ次もあるか」という気になります。遊びやすい時間設定だと思いました。
「試射会」では2種類のマップがプレイ可能でした。真ん中の広いところでインクをぶつけ合う一方、大きな空白地帯をいつ埋めに行くのか、高い場所に陣取るかどうか、回り道をして相手の背後に飛び込むのか、といった戦略を考えるのも楽しそうに思いました。マップによって取るべき戦略やブキの構成(「スプラトゥーン」における武器は「ブキ」と書かれています)も変わってきそうですし、極めたい派の人にも手応えがあるのではないかと思います。
接続状況は可もなく不可もなく
インターネットの接続状況は、可もなく不可もなくといったところでしょうか。1時間のプレイで2~3回接続が切れることがありましたが、ひどいというほどではありませんでした。今回は無料でプレイできることもあって、接続した人は多かったのではと思われます。実際にゲームを買ってプレイする方がどれほどいるか、ゲーム発売後のサーバーの状態などによって、このあたりはまた変わってくるのかもしれません。なお、私は自宅には光回線(eo)を引いていて、Wii Uには無線LANで接続しています。
やっつけるのはあくまで補助的
「スプラトゥーン」はいわゆる「TPS」というジャンルのゲームで、自分が操作するキャラクターを背中越しに見ながら、対戦相手を撃つゲームです。こうしたゲームは戦争など殺伐とした設定のものが少なくありません。
しかし、「スプラトゥーン」では「イカ」にも変身できるキャラクターが、インクを発射して床を塗り、陣地を取り合うという形になっています。相手にインクをぶつければやっつけることができます(スタート地点に戻される形になります)が、相手をいくらやっつけても陣地が少ないと負けになりますので、あくまでやっつけるのは補助的な部分にとどまるところが、このゲームのポイントの1つです。
子どものころに夢見た遊びを再現されたかのような
ここまで「スプラトゥーン完成披露試射会」についていろいろ書きましたが、なんといっても素直に楽しめるゲームでした。子どものころに夢見た遊びを再現されたかのような感じです。それでいて操作のテクニカルな部分や戦略性といった、腕や頭を活かせる部分も大きそうです。
私は昔からシューティングゲームが苦手で、TPSといったゲームも苦手なのですが、「スプラトゥーン」は見た目通りに楽しく遊べそうな気がしました。
期待が持てる感触。製品版が楽しみ
もちろん今回の「試射会」で体験できたのは「スプラトゥーン」の一部です。5月28日(木)に発売される製品版では、さらにマップやブキ、対戦ルールが増えますし、キャラクターの服装による能力のカスタマイズもあります。また、一人用モードなども追加されます。
また、ゲーム発売後、半年ほどは無料でのアップデートを行うこと、また8月ごろに大型アップデートがあることが既に発表されています。
今回の感想はあくまでお試し版のものなので、実際の製品ではまた変わってくるかと思いますが、期待が持てる感触で製品版も楽しみになりました。
なお、ゲーム内容につきましては、任天堂によります「スプラトゥーン」の紹介動画(約6~7分)や「スプラトゥーン ダイレクト」(約35分)がくわしいですので、興味のある方はチェックしてみてください。