あのファミコンが「ミニ」で復活?!ゲーム30タイトルも収録

11月10日発売「ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータ」

ファミコン型の本体に、あらかじめ収録された30のファミコン用ゲームが楽しめるゲーム機「ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータ」が、任天堂から11月10日(木)に発売されます。メーカー希望小売価格は、5,980円(税別)です。

本体のサイズは約60%縮小されていますが、見た目はまさしく「ファミコン」です。「ファミコンで遊んだあの頃」を思い出しつつ楽しめる品物になっているようです。

実際に発売されたファミコンのゲーム30タイトルを内蔵

「ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータ」(以下、「クラシックミニ」と書きます)で遊ぶことができますのは、実際に発売されたファミコンのゲームから選ばれた30タイトルのみで、こちらは最初から「クラシックミニ」に内蔵されています。

収録タイトルは、1983年(昭和58年)発売の「ドンキーコング」から、1993年(平成5年)の「星のカービィ 夢の泉の物語」まで、11年間に渡るラインナップとなっています。ゲームの一覧は、任天堂の公式サイト内にあります「トピックス」のページが見やすいと思います。ここでは、収録されていますゲームの数を、発売された年ごとにカウントしてみました

1983年(昭和58年)2本
1984年(昭和59年)2本
1985年(昭和60年)5本
1986年(昭和61年)7本
1987年(昭和62年)2本
1988年(昭和63年)3本
1989年(平成元年)2本
1990年(平成2年)4本
1991年(平成3年)1本
1992年(平成4年)1本
1993年(平成5年)1本

「クラシックミニ」だけで完結。カセットは差し込めない

「クラシックミニ」は、見た目がファミコンそっくりですが、ファミコン用のカセットを差し込んで遊ぶことはできません。この外見なのでカセットが使えそうに見えますが、利用不可です。

また、最近のゲーム機では普通に備えています、インターネットからダウンロードしてゲームを追加する、という機能もありません。この「クラシックミニ」だけで完結しているゲーム機といえます。

テレビとは付属のHDMIケーブルで接続

「クラシックミニ」には、「ハイスピードHDMIケーブル」と「USBケーブル(電源供給用)」がそれぞれ1本付属します。

テレビとの接続がHDMIケーブルなので、さすがにファミコン当時のように接続に苦労することはないようです。なお、HDMIの「ハイスピード」とは、4Kのような高解像度にも対応している規格ということなので、この点は特に気にする必要はないでしょう。

USB対応のACアダプターも利用可能

そして、「クラシックミニ」の電源は、USBケーブルから取る形になっています。テレビやパソコンなどに付いているUSB端子、規格名で言えば「Standard-A」という長方形型のものに接続して、そこからの電気で動作します。

イメージとしては、スマートフォンやタブレットを充電する時に近い感じでしょうか。そうした充電と同じく、USB対応のACアダプターも利用できます。

なお、「クラシックミニ」専用のACアダプターも、任天堂から「クラシックミニ」と同日に発売されます。こちらのメーカー希望小売価格は、1,000円(税別)です。

本体と専用ACアダプターのセットを用意しているショップもあります。

「ファミコンの記憶」を持つ30~40代の方がより楽しめそう?

「クラシックミニ」は、実際のファミコンと比べて6割の大きさということで、本体は手のひらに乗せられるくらいの大きさです。コントローラーも小さくなりますので、操作には少し慣れが必要かもしれません。また、2人プレイ用のコントローラー(いわゆる「IIコン」)についていたマイク機能は、カットされています。

パッケージも当時のデザインを踏襲した「クラシックミニ」は、実際のファミコンゲームで遊べるのはもちろん、かつてファミコンで遊んでいた当時の思い出にも浸れそうな雰囲気があります。お子さんや若い人も楽しめると思いますが、むしろ「ファミコンの記憶」を持つ30~40代の人の方がより楽しめそうなゲーム機ではないかと思います。