2014年9月28日更新
ポイント
- HD画質に対応しています。
- 画面付きコントローラー「Wii U Gamepad」が標準で付いています。
- 性能がアップしています。また、外付けハードディスクが使えるようになりました。
HD画質に対応
見た目にわかりやすいのは、「HD画質」の表示に対応したことでしょう。今やテレビの放送は、完全にデジタル方式に移行し、以前よりも画面を細かく表現できるHD画質になっています。2012年12月に発売された「Wii U」も、そのHD画質で画面を表示することができます。
デジタル方式より前のアナログ方式の画質は「SD画質」と呼ばれるもので、今と比べてしまうと少し荒い画面でした。Wiiが発売されたのは2006年12月で、この時点では、まだほとんどの方がアナログ方式のテレビを利用していたこともあり、WiiはSD画質までの対応となっていました。
今のデジタルテレビにWiiを接続しても、ある程度HD画質に変換してくれます。しかし、元々が荒いために、ちょっとぼやけた画面になってしまいます。Wii Uなら、そのようにぼやけることはありません。また、Wii UはHDMI接続に対応していますので、テレビとケーブル1本でつなぐことができます。なお、HDMIケーブルは標準で付属しています。
Wii U GamePadが標準で付いている
Wii U独自といえる大きな特徴は、6.2インチの大きさでタッチ操作にも対応する液晶画面が付いたコントローラー「Wii U GamePad」(ウィーユーゲームパッド)が標準で1つ付いていることです。
イメージとしては、携帯ゲーム機が1つ付いたような感じになります。テレビの画面と、このWii U GamePadを利用して、さまざまな遊び方ができるようになっています。
例えば、2つの画面を同時に使う遊び方があります。任天堂の携帯ゲーム機「ニンテンドーDS」や「ニンテンドー3DS」に近いでしょうか。また、テレビを消して、Wii U GamePadだけで遊ぶことも可能になっています。(こうした遊び方ができるかどうかは、ゲームによって異なります。)
実は「Wii U GamePad」自体にはそれほど機能はありません。画面の表示と操作の受付がほとんどです。本体とデータを高速にやりとりして、あたかも本体と一体であるかのように動作します。そのため、「Wii U GamePad」だけでは、ほぼ何もできません。
性能アップ!外付けハードディスクも使えるように
性能のアップは、パソコンやスマートフォンの性能アップと同じイメージでいいかと思います。Wiiは2006年12月発売、そしてWii Uは2012年12月発売です。時代が進んだ分、性能も上がっています。
具体的な仕様はパソコンのようにオープンにはなっていません。そのため、推測するしかありませんが、先に書きましたHD画質への対応やWii U GamePadとの連携などを考えると、それなりのパワーが必要です。Wiiよりも性能がアップしているのは、間違いないでしょう。
また、USB接続できる外付けのハードディスクを使えるようになったのも、Wiiからパワーアップしたところでしょう。そちらにダウンロード版のソフトやセーブデータなどを、入れておけるようになっています。パッケージで販売してるようなデータ量の大きいゲームも、ハードディスクから素早く起動することができます。